イーサネット
イーサネットとは、最も利用されている主流な有線LANの規格です。
OSI参照モデルの物理層&データリンク層を規定しているので、通信の土台となる規格です。
また、ツイストペアケーブルの形状の規格では、ケーブルでは4対8芯(8本の電線を2本ずつ束ねた4セット)、コネクタ(接続口の形状)ではRJ-45という規格が利用されています。
イーサネットは、IEEE802.3という規格で規定されています。
規格
規格名は、「通信速度_変調方式 – 通信路」で表現されます。
ツイストペアケーブルと光ファイバケーブルにおいて、それぞれ規格がありますので、説明します。
ツイストペアケーブルの規格
規格名称 | 規格 | 通信速度 | カテゴリ |
10BASE-T | IEEE802.3i | 10Mbps | カテゴリ3(Cat.3) |
100BASE-TX | IEEE802.3u | 100Mbps | カテゴリ5(Cat.5) |
1000BASE-T | IEEE802.3ab | 1000Mbps | カテゴリ5e(Cat.5e) |
10GBASE-T | IEEE802.3an | 10Gbps | カテゴリ6(Cat.6) |
変調方式は「BASE」で、ベースバンド方式であることを指しています。
通信路は「T、TX」でツイストペアケーブルであることを指しています。
通信路におけるTとTXの違いは、ツイストペアケーブルの4対をどのように使うのか、という点です。
Tでは「4対それぞれで送受信」に対し、TXでは「2対を受信、2対を送信」に使います。
光ファイバケーブルの規格
規格名称 | 規格 | 通信速度 | 備考 |
100BASE-F | IEEE802.3u | 100Mbps | – |
1000BASE-X | IEEE802.3z | 1000Mbps | – |
10GBASE-R | IEEE802.3ae | 10Gbps | LANに使われる |
10GBASE-X | 伝送経路の多重化 | ||
10GBASE-W | WANに使われる | ||
40GBASE-R | IEEE802.3ba | 40Gbps | – |
100GBASE-R | 100Gbps | – |
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