【データリンク層】イーサネットフレーム(MACフレーム)

基礎

イーサネットフレーム

イーサネットフレーム(MACフレーム)とは、イーサネット上を流れるデータパケットのことです。

MACフレームにはいくつかの形式がありますが、ここでは、最も主流であるDIX形式を説明します。
以下のフレームが、イーサネットフレーム(MACフレーム)です。

プリアンブル
4バイト
宛先MACアドレス
6バイト
送信元MACアドレス
6バイト
タイプ
2バイト
データ FCS
4バイト

この中で、青色で塗ってある部分を「MACヘッダ」と言います。

それぞれの役割は、以下になります。

プリアンブル:フレーム受信のタイミングを制御する領域
宛先MACアドレス:宛先となる機器のMACアドレス
送信元MACアドレス:送信元となる機器のMACアドレス
タイプ:上位層のプロトコル番号(IPv4:0800、IPv6:86dd、etc)
データ:送受信されるデータ
FSC:伝送誤りを検出するための符号

FSC:Frame Check Sequence

MTU

1フレームで伝送できるデータサイズの最大バイト数を「MTU」といい、伝送媒体やサービスによりMTUは異なりますが、イーサネットでは1500バイトと定められています。

MTU:Maximu Transmission Unit

ジャンボフレーム

また、MTUサイズがイーサネットのMTUサイズである1500バイトを超えたフレームのことを「ジャンボフレーム」と言います。

ジャンボフレームでは、1フレーム当たりのデータ伝送量を大きくできるため、転送効率が向上します。

ジャンボフレームによる通信を実現するには、送受信双方の機器がジャンボフレームに対応している必要があります。

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