【トランスポート層】ポート番号

基礎

ポート番号

トランスポート層やアプリケーション層において、ポート番号というものが必要になります。

ポート番号とは、プロセスを特定するための番号です。

サーバやPCなどの機器は、複数のプロセスを同時に動かしています。
そのため、届いたパケットがどのプロセスに対しての通信なのかを識別するために、ポート番号が割り当てられるのです。

例えば、DNSサーバとの通信(名前解決)とSMTPサーバとの通信(電子メールの送信)を同時に実施した場合に、DNSサーバからの通信(名前解決の結果)はDNSのプロセスに、SMTPサーバからの通信(送信完了メッセージなど)はSMTPのプロセスに返さないと、通信が完了しませんよね。

そのために、通信においてポート番号を設定することで、どの送信パケットに対してどの受信パケットが対応するかを識別しています。

ポート番号の割り当ては、以下の表のようになっています。

ポート番号 説明
0〜1023 サーバプロセス用に予約されているポート番号(ウェルノウンポート)
1024〜49151 特定のアプリケーションによって予約されているポート番号
49152〜65535 クライアント側のプロセスに割り当てられるポート番号

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